Dictionary
あご

靴を真横から見てヒールの土踏まず側のこと。ヒールのあごを指します。ヒールがたとえ細くてもあごの形状によっては強度は保たれます。
圧着

アッパーをラストにつり込んだ後、ソールが剥がれないように行う作業。油圧式等の機械で圧力や熱をかけて接着します。
アッパー

靴の制作途中で底付けされていないもの。裁断、コバすき、縫製、細工など多種多芸なる技が使われます。
アナコンダ

蛇の一種。靴に使われる蛇のなかでは大型。長さ5m以上幅30cm程のもので、ハギなしのパンプスが作れます。うろこの幅は広く大きいものです。
アニリン染め

革なめしの種類のひとつ。透明感があり発色が良いのが特徴です。革の肌をそのまま見せる為キズや血筋が目立ちます。
アペ底

合成底の種類のひとつ。お値段安めの靴の総称に使うこともあります。 革底に似せた物もあります。革底に比べて固く、防水性はありますが通気性はありません。
アメ豚

アニリン染めの飴色の豚革。高級財布などの裏革に使います。密度が高く、独特の張りがあります。3つで1セットの毛穴が特徴。
ウィズ

足幅の一番広いところのぐるり。この長さによるサイズ展開は小さい方からC、D、E,EE,EEEなど。ヒオはEを採用してます。
絵型

デザイン画のこと。この‘絵型’を見て職人さんが動くので手抜きはできません。靴の絵型はイラストですが、バッグの絵型には実寸の設計図のようなものも添付します。
大判

ステアと呼ばれる成牛の革。厚く、肌は粗いのですがなめし方次第で独特の雰囲気が出ます。でもヒオは使いません。でかいから・・・。
おわん

ヒールのラストと接する部分の呼び名。人間のかかとと同様ラストのかかと部分も平らではないので、ヒールの方を凹にしてあるのです。おわんみたいにね。
カオス

ヒオキの高校時代からの友人が社長兼デザイナーのブランド。古い着物の生地でハンドバッグ等を制作し、ヨーロッパデビュー。日本でも売ってます。
http://www.in-kaos.com/
カーフ

子供の牛の革。50デシから80デシくらいの大きさです。最も流通価格がお高い革の種類。それだけにしなやかなのに芯があり、表面はスムースで深く美しい発色が特徴です。
カラス

真っ黒でつやつやに塗り上げたソールのこと。鳥のカラスの羽の色から来た名前です。ただ‘塗る’といっても、埃やゴミが塗面に付かないよう細心の注意が払われます。
革底

革製のソール。海外ではポピュラーですが値段が高く、扱いが難しいため職人を限定します。そのため国産ではごく少数。しかし合成底よりクラフトマンシップが生かされます。
刈り毛

毛皮の毛足を短く刈り込んだ素材。一定の長さに毛並みが揃うと、ナチュラルとはまた違った効果が得られるのです。
木型

靴型の別名。一番最初の靴型モデルは木で創るのでこう呼ばれるのかもしれませんね。昔はプラスチックではなく生産時も木だったようです。
キッド

子供の羊または山羊の革。20デシ以下のものもあります。独特のきめの細かいシボが表面にあり、エナメル加工しても綺麗です。
キップ

カーフとステアの間の大きさ。背割りしてあるものと丸のままの物とがあります。ヒオではブーツなどに使います。
ギリー

レースアップの種類のひとつ。靴ひもが平面交差するためベロの無いものも多くあります。ロッククライミングシューズにも使われます。
銀面

革の毛穴のある面。ぎんめんと読みます。お肌だった側です。革の善し悪しが決まる部分です。ステアのような大きい革には、銀面に焼きごての跡があったりします。
クリッピング/クリンピング

平面の革に熱や蒸気をかけて立体にすること。その機械。ブーツの甲にハギが無ければその革はクリッピングしてあります。これも技術が必要な仕事です。
クレープ

天然ゴムを原料にした底材。クレープ底。ただし世の中ウソ物が多いです。なぜなら本物は接着剤が効かず、汚れやすく、クレープどうしがくっついたりして扱いづらいのです。
ケミカルレース

機械で作られるレースの種類のひとつ。厚みがあり、パターンを切り抜いたりしてもほつれにくくなっています。
甲革

アッパーに使用する革。一般的に甲革が柔らかいと履き心地はソフトに感じます。様々な革や布、時にはビニールの一種を使うこともあります。希少価値の高い素材は、やはりお値段も高くつきます。
合成底

合成ゴムで作った底のこと。日本製の靴のほとんどは合成ゴムのソールが付いています。理由は国内で革底の材料調達ができない為。逆に日本製の合成底は品質が世界一です。
ゴート

山羊革のことです。40デシ前後と使いやすく、キッドに比べて肌が粗く厚みもあるのでカジュアルな雰囲気が出せます。メッシュにも使われます。
コバ

革を裁断したときのキワのこと。その断面。この部分に手間をかけることによって製品の出来に差が付く重要な箇所です。
コバすき

革のはじっこ(コバ)にすきをかけること。製甲や中敷きを制作する上で欠かせない作業です。 重なり合った厚みをなるべく出さないようにすることで、履いて痛くない靴を作ることが出来るのです。
小判

カーフ、キッド、ラム、ゴートなどの子供または小さい動物の革。大判に比べてしなやかさ、柔らかさ、なめらかさに秀でています。薄い革です。
サンプルセール

アパレル卸売業が年2回ほど行うセール。サンプルなどを格安で販売しますがたいていは非公開です。ヒオも行いますが日時についてはホームページ上でのみお知らせします。
シープ

羊の革。ラムと同じです。シルキーや箔加工など、銀面そのものを使わないときに羊革をシープと呼ぶことが多いようです。
シボ

革の表面にあるこまかーいしわ。ほら、あなたの手にもあるでしょ。これの大きさや刻みの深さなどで革に表情が生まれます。
シルキー

値段が高い順にカーフシルキー、キッドシルキー、シープシルキー、ゴートシルキー、ピッグシルキーがあります。裏張り(補強)の必要がないのはカーフシルキーとゴートシルキー。 よく見ると起毛された風合いが違います。
すき

革を薄く削ること。均一にすくためにすき機を使います。縫い代など革が重なる部分などに必ず必要な工程です。 革全体をすくこともあります。
スタックヒール

4~5mm厚の革を積み重ねて作ったヒール。メンズシューズに使われることが多いです。スタック巻きヒールも含めてこう呼びます。
スタック巻きヒール

4~5mm厚の革を積み重ねて、それを垂直に1mm厚ほどにスライスし、ヒール巻きにしたもの。独特の縞模様があり丈夫。ワックスで磨き込んであります。
捨て寸

靴を履いたとき、足の指の先にある靴の中のスペース、その長さ。ポインテッドトウはラウンドトウに比べてすて寸が長くなります。
スワロフスキー

チェコにある世界的に有名なクリスタルメーカー。カットガラスの流通は世界一。アクセサリー業界に無くてはならない存在です。
職人

主につり込み職人のこと。アッパーをつり込み、ヒールを付け底を貼る人です。靴の善し悪しが決まる最も重要な段階。合成底が通常流通しているため、革底を扱える職人は特別に革底職人と呼ばれます。
製甲職人

アッパーを作る人。針目にこだわり、革のすき加減にこだわり、ギャザーの寄せ方に心を砕き、糸の色に常識を発揮するのです。 センスと経験が大いに出来上がりを左右します。
背割り

動物を背で解体すること。またその方法で鞣された革。ステア、蛇などに使われます。これに対して腹割りという解体方法もあります。
ダイヤモンドバイソン

錦蛇。ふの模様が菱形で複雑です。うろこも幅の狭い菱形。幅10cm位のものをベビーパイソンと呼びます。ふが細かくうろこも小さいので財布などに使われます。
血筋

主に小判の革にある、表面に残った血管の跡。アニリン染めでは目立つことがあります。透明感を重視するか、血筋を消して不透明にするかは革屋のなやみどころです。
つり込み

平面であるアッパーをラストの形どおりに靴にする作業。設計図どおりに出来ているはずのパーツも微妙にずれがあります。精通した職人さんが調整をしつつ完璧な立体を創ります。
デシ

10cm×10cmが1デシという革の単位。でもイタリアではスクエアフィートという単位だったぞ。
トウ

つま先のこと。トウシューズはバレエを踊るのに使うつま先立ちするための靴です。
中敷き

靴の中に敷いてある底。ブランドネームが入っていたりする部分です。安い靴には合皮が使われているが、履き心地は革が一番。ヒオの中敷きはコバすきしてある高級仕様です。
中底

靴の背骨のような役割をする靴の中にある底。シャンクというハガネが内蔵されていて靴のアーチを保ちます。普通はファイバーという紙の親分みたいな素材で出来ています。
ヌバック

革の銀面を起毛させた革。使う原皮によりステアヌバック、カーフヌバック、ブタヌバックなどの種類があります。スエードより短毛でカジュアルな印象です。
塗りヒール

プラスチックヒールに何も巻かず直接塗装して仕上げたもの。微細なでこぼこも影響するので塗り専用のヒールを使います。
パイソン

蛇の種類のひとつ。ダイヤ柄のあるものをダイヤモンドパイソンと呼びます。靴に使用される蛇革としては他に水蛇やコブラもあります。蛇革は薄いため裏張りして補強してから使います。
箔

革の上に熱や圧力をかけて定着させる極薄い金属の被膜。中敷きのネームに使ったり、革全体に使ってメタリックレザーを作ったりします。
ハケ目

刷毛でつけたような塗りむら。ヒオは中敷き、ソール、中底などいろいろな部分に施しています。あたりまえだけど、手作業なので、均一ではありません。
ハラコ

本来は牛の胎児の毛皮。しかし流通しているのは子牛の毛皮。別名ヘアーカーフ。非常に短毛で光沢があります。これに似せたシープの刈り毛もあります。
腹割り

腹で割る解体方法。腹割りは背中のもようを使うため、背割りはおなかのもようを使うため。どちらも動物の解体方法です。
ハンドメイド

機械生産ではないもの。ヒオの靴はアッパーはもちろんつり込みも手作業です。しかしながら圧着など部分的に機械を取り入れています。
ヒール

主にプラスチックで出来ています。様々な形状がありますがデザイナーの気に入ったものがない場合は木で作ることもあります。生産量が多ければオリジナルのプラヒールも作れます。
ヒール巻き

プラスチックや木で出来たヒールに革などを巻き付けて覆うこと。甲革を使用するのが一般的だがコルク、ラフィア、スタックなどを使うこともあります。
ふ

蛇革やワニ革のもよう、うろこ。斑。ハギのある靴の場合、隣り合うふの大きさをそろえるのが高級品の掟です。昔は、ふだけ切り取って補正する製甲職人さんもいたそうです。
豚裏

カジュアルな靴の裏や中敷きに使う、豚革の裏革です。柔らかいが張りがいまいち。切り口にぼそが出ます。
豚革

その名のとおり豚の革。比較的低価格ゆえプリントだのラミネートだのと加工されることが多いです。裏面を使ったシルキー(スエード)は発色が良いです。毛穴が目立ちます。柔らかいのが特徴です。
ブーツ

短い方からアンクルブーツ、チャッカーブーツ、ハーフブーツ、ロングブーツ、スーパーロングブーツなど。最近どんどん長くなって‘ロング’でつり込み位置から37cmあります。
ぶっつけヒール

ヒールあご部分にソールが入り込んでいるスタイル。靴の底を上に向けたときソールの上にヒールが乗っかって見えるものもあります。
船底

形から連想してウエッジソールのこと。トウの部分からヒールまでひと続きになった底のことです。
ふまず

土踏まず。ここは骨がアーチ状にカーブしていて、しかも縦と横のアーチが交差している重要な場所です。このカーブを保つことによって外反母趾の予防が出来ます。
プリントヒール

転写プリントの技を使ってプラスチックのヒールに柄を付けたもの。スタックヒールの柄を付ければ格安スタックヒールの出来上がり。
ヘアカーフ

子牛の毛皮。毛を刈っていないカーフ。ポニーより高級品です。いろいろなプリントもあっておもしろい素材です。短毛で毛がねているので、独特の光沢とヌメリ感があります。
ペッカリー

高級な豚革。手袋などに使われます。しなやかで弾力性に富んでいます。3つで1セットの毛穴が特徴。型押しも多く出回っています。
別注

自社ブランド以外に手がける商品。ヒオは靴屋なのでアパレル業界からの依頼を受けて、商品を作り納入します。
ベロ

ヒモで編み上げるタイプの靴に付いているパーツ。靴ひもが直接足に触れないようにクッションとしての役割があります。
ベロア

ステアやキップの銀面付の革をとった後、銀はないがそこそこしっかりした両面スエードみたいな革を作るとこの名前になります。表面はだいぶ粗いです。薄くすきすぎると簡単に切れてしまいます。
ポインテッド

尖っているシェイプ。ヒール、トウなどに使われます。尖ったヒールはポインテッドヒール、尖っているトウはポインテッドトウといいます。
ぼそ

革のお肌じゃない側。やっぱり動物の内側ですからぼそぼそしているわけです。2003年春夏はこのぼそを生かした素材が流行、かな。
ホットメルト

ヒールと中底とを溶かしたプラスチックで接着する方法。専用の道具、プラスチック糊を使います。絶対取れないヒールは実は修理が難しいのです。
本底

ソールのことをプロはこう呼びます。地面に着く底。これに対して中底は靴の中にある底です。
まくりヒール

ソールがヒールのあご側まで覆い、最後はリフトまで続くスタイル。職人の技術が端的に現れる箇所です。
ミカム・ミペル

年2回イタリア・ミラノで開催される国際的な靴・バッグの展示会。イタリアは国益をかけてファッション産業を後押ししているのです。ミカムは靴、ミペルはバッグのことです。
モデル

商品が流通する以前のサンプルをこう呼びます。イタリアでモデルを作る人はモデリストと呼ばれます。綺麗な長身の女の子ではありません。
ラスト

靴型のこと。履き心地、シェイプなどはすべてラスト次第。生産時は左右、サイズごとに必要です。ヒオはもちろんすべてオリジナルラストを使用。
ラム

羊の非常に柔らかい銀面のある革。洋服に使うのもこの革です。表面がなめらかで弾力性があり、ペトッとしたかんじのハーフマットなのが好きだな。高級品です。
リネアペレ

年2回イタリア・ボローニャで開催される国際皮革展示会。革だけではなく靴、バッグ類に使われるあらゆる資材が揃います。
リフト

ヒールの先端に付いている固いゴムの部分。歩行の際のショックを和らげたり、ヒールそのものがすり減るのを防ぎます。靴の消耗交換部品です。
レースアップ

編み上げ靴のこと。スニーカーからクラシックなブーツやパンプスなども、編み上げはみんなこの種類です。
レブリカブラック

パラビオン青山の血を引くブランド。最近ヒオキサイズでサンプルを作って下さるので買い物が増えます・・・。オーナーデザイナーも、とっても素敵な方です。

